人生において無駄なことはない

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令和になりました‐女性天皇と女系天皇

  平成の時代が終わり、令和へと元号が改められ、新しい天皇陛下が即位なされました。新しい時代の幕開けに先週のエントリの続きを書くのはどうにも気が引けて何か他の話題はないかと考えていたまかろんです。本日は、かねてから国会でも出ている女性天皇女系天皇についての話題を取り上げたいと思います。

 皇室典範によれば、天皇になれるのは原則男系男子です。要は男性だけが天皇になれるということです。この決まりは2000年以上続いており、世界でも最古の皇室(王室)です。世界には王室を持つ国はいくつもありますが、日本の皇室は一番歴史があるので、一目置かれています。

 今は天皇の后は一人だけですが、明治天皇まで側室制度がありました。男系男子が今まで途絶えななかった理由として、この側室制度が設けられていたからではないかと思っています(現に大正天皇明治天皇妃の子供ではなく、側室の柳原愛子さんの子供です)。大正天皇時代は側室制度はあったものの、子宝に恵まれたのもあり、側室は置かなかったようです。そして昭和天皇の時代に側室制度は廃止されました。今日まで皇族においても一夫一妻制をとっています。

 天皇の后は一人しかいないので、男児を生まなければならないと、「お世継ぎ問題」のプレッシャーが強いのではないかと思います。現在、皇位継承権をお持ちなのは秋篠宮殿下、悠仁親王三笠宮殿下の3名です。三笠宮殿下は上皇殿下の弟なのでご高齢ですから皇位継承権をお持ちと言えど、実際に即位するのは難しいと考えられます。

 今上天皇より若い皇族となると、秋篠宮殿下と悠仁親王のお二人だけになり特に次世代のことを考えると悠仁親王だけになってしまいます。これでは重圧が計り知れません。

 そこで女性天皇女系天皇を容認しようという皇室典範改正案が出たのです。で、この2つの言葉は似ているようだが何が違うのかというと、

・父親の系譜から神武天皇(初代天皇)に遡れるかどうか

この1点に尽きます。

男系や女系という言葉が分かりにくいわけで要は父系か母系かの違いです。

 男系女性天皇は父が天皇ですから、父方をたどれば神武天皇までさかのぼれます。今の皇族だと天皇になると仮定した場合、直系では愛子内親王が該当します。傍系まで広げれば眞子内親王佳子内親王も該当します。

 女系天皇天皇になられる方が男性女性問わず、母方をたどらないと神武天皇までさかのぼれません。父方の系譜では天皇の系譜に遡れません。今いらっしゃる皇族で見ると、将来の愛子内親王の子供、眞子内親王の子供、佳子内親王の子供として生まれる方となります。

 そんなこといわれても男児ばかり生むのは難しい、仕方ないのではと思う方もいるでしょう。男女平等の時代に差別だと言われる方もいるでしょう。しかし生物学、遺伝子学上、男性と女性は違う生き物です。差別ではなく区別です。

 私はいよいよ、どうにもなくなったら改定もやむなしとは思いますが、今の段階ではまだやれることはあると思います。それは旧皇族の皇族復帰です。旧皇族で男系男子の方の皇族復帰はだめなのでしょうか。あるいは今の内親王の伴侶として、男系男子の旧皇族の方を婿に迎えるのが女系天皇を認めるより先だと思います。いったん、皇族離脱されたとはいえ、天皇家の血を引いているですからおかしくないと思うのですが、旧皇族の方々に触れている人が少ないように思えます。

 

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水間改憲さんが示した画像

 

 皇族の在り方とは何か、歴史をもっと知る必要があると思った次第です。まずは関心を持つことから。

 それではごきげんよう