世間では大型連休と騒がれ、旅行や外出する人が多いと耳にします。しかし、人混みが嫌いで家でごろごろするのが好きなのでもっぱら家で過ごす派のまかろんです。
2019年4月19日(金)に東京都の中でも都会の池袋で、痛ましい交通事故が起こりました。11人の方が怪我をし、そのうち31歳の女性と3歳のお子さんが亡くなられました。お二人は親子とも報じられました。このニュースはスマートフォンの速報の通知で最初に知ったのですが、その時は「それよりも大事なニュースがあるんじゃないの?」と大して気に留めていませんでした。
しかし、事故の全貌が分かるにつれて自分の思いは浅かったこと、社会問題が凝縮された事故であると思うようになりました。
ニュースで見たごみ収集車の画像は衝撃的でした。
どんなふうに走ったらこんなことになるのだろうと調べたら、時速100kmで150mの距離を暴走したとのことでした。法定速度は40kmなので、2.5倍速。数字で書くとぴんと来ない方もいると思いますが、倍速を体感すると想像以上より早いです。youtubeで倍速で試しに動画を聞いてみるとイメージが付きやすいかもしれません。
それから、150mを時速100kmで走ると時間にして何秒なのか計算してみました。
まず100km/hを秒速に直します。
100km/h÷60minutes÷60secounds≒277.778m(小数点第4位四捨五入)
つまり、1秒あたり約278mです。そして150mにかかった時間を計算すると
150÷277.7778≒0.54秒でした。これでは瞬殺です。逃げる暇なんてありません。
猛スピードの車が走っていると思った瞬間、もう轢かれていた状態だったのではないでしょうか。
そして、加害者の方は「アクセルが戻らなかった」と話されているようです。真相は不明ですが、私はブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故ではないかと考えています。
実は私は運転したことがないので、どうしてブレーキとアクセルを踏み間違える事故が後を絶たないのだろうと疑問に思っていました。ペダルが同じくらいの大きさだから間違えるのかなと思っていたので意外と大きさが違うことに驚きました。
ただ、ペダルって足で操作するので直接目で見て押すのは、運転中は無理だと思います。これは咄嗟の判断を迫られたときに大きさが違うと言えど、右か左か分からなくなり、踏み間違える人がいてもおかしくありません。
私は車のことは詳しくありませんが、ペダルはブレーキペダルだけにして、アクセルは別のところ(例えば手で操作できる場所)にしたほうがいいと思いました。少なくとも車を止める機能とスピードを上げる機能を隣におくのは危険だと感じます。難しいんですかね?
後日行われた記者会見での亡くなられたご遺族の方のコメントを聞いて、胸が痛くなりました。私は第三者で、口をはさむのもおこがましいですが、赤信号を暴走した高齢ドライバーが青信号を守って歩道を渡っていた親子の命を奪った出来事には悲しみと憤りを感じます。
しかし、このような事故を起こさないためには何ができるのか、みんなで考えることが一番大事です。
・車のブレーキペダルとアクセルペダルの位置を見直す
・運転免許の返納を義務付ける、または上限を設ける
・この事故のことを風化させない
2番目については次回書こうと思っています。
一番下の風化させないですが、どうも日本人(?)は、喉元過ぎれば熱さ忘れる傾向があるように思えます。悲劇は繰り返さないというのも重要です。
亡くなられたかのご冥福をお祈りします。
それではごきげんよう